取り組み事例

被災地域でそれぞれ開催してきた7つのマラソン大会をシリーズ化しました!
四季折々の自然豊かなふくしまで、まちの温かさと復興へ向けた我々の息吹を感じてください。 
ふくしま共走
ネイチャーランシリーズ
実施地域 : 【被災12市町村】田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、いわき市
実施期間 : 令和5年6月9日~令和6年3月25日

取り組み概要

浜通り地域等の現状
震災後、アスリートたちの聖地として再開したJヴィレッジ
避難指示が解除された富岡町夜の森地区の桜並木
浜通り地域等では、震災から12年が経過した現在も、未だ多くの住民が避難しており、居住人口の減少によって低下した地域活力の回復や担い手の確保のためには、避難住民の帰還促進に加え、移住・定住の促進が大きな課題となっております。
しかしながら、将来的な移住・定住のきっかけとなる交流人口についても、浜通り地域を訪れる観光客数は、震災前の約45パーセントにとどまり、また、今後、処理水問題に起因する新たな風評被害も懸念されております。

ふくしま共走ネイチャーランシリーズについて
川内の郷かえるマラソンの様子
川俣ロードレース大会の様子
交流人口の回復・拡大策として着目したのが、もともと地域で個別に開催されてきた「マラソン大会」です。
個々の大会としては知名度が低くとも、これらを「シリーズ化」し、知名度を高め、かつ、この地域をマラソンが盛んな地として県内外に売り出していくことで、「マラソンの聖地」としてブランド化していきたいと考えております。
それにより、従来の参加者のみならず、他地域からの参加者を増やし、地域を訪れる交流人口の拡大を図っていきます。

ふくしま共走ネイチャーランシリーズでの取り組み
大会会場での広報活動の様子
スタンプラリーキャンペーンの抽選で当たる特産品の詰め合わせ 
各大会を総合的に情報発信するウェブサイトの開設、共通ポスター・チラシの作成を行い、各大会を一体的に周知広報するとともに、各大会の会場にPRブースを設置し、他の大会のPRや参加市町村の観光案内情報、被災地の復興状況に関する情報発信などを行っています。
また、ランナーの皆様に各マラソン大会への参加意欲、特に周回意欲を高めていただくため、スタンプラリーキャンペーンを実施しています。

主催者のコメント

ふくしま共走ネイチャーランシリーズ実行委員長
東日本大震災から13年目となる現在も、福島の復興は未だ途上にありますが、日本全国、そして世界中の皆様からの温かい御支援をいただきながら、復興に向けて前を向いて走り続けています。
2021年3月に東京2020オリンピック競技大会の聖火リレーが福島県浜通りからスタートしたことを機に、同じ年の5月、ふくしま共走ネイチャーランシリーズはスタートしました。
参加者の皆様には、四季折々の自然豊かな福島で、まちの温かさと復興に向けた息吹を肌で感じていただければと思います。

今後のイベント・取り組み

取り組み主催者の紹介

主催者
: ふくしま共走ネイチャーランシリーズ実行委員会
住所
: 福島県南相馬市錦町1-30
電話番号
: 0244-26-1117
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