取り組み事例

浪江町の請戸海岸で震災後初の夏イベントを開催し、かつての賑わいを取り戻すとともに新たな魅力を発信します。地元の協力体制を築き、将来的な海水浴場再開を目指して機運を醸成します。
請戸海岸 浜まつりプロジェクト
実施地域 : 【被災12市町村】浪江町 請戸海岸
実施期間 : 2024年9月15日~

事業者紹介

浪江浜まつり実行委員会
浪江浜まつり実行委員会は、東日本大震災による大津波で甚大な被害を受けた浪江町請戸地区において、人の交流や賑わいを創出し、浪江町民の原風景の一つである請戸海岸でのイベントを再生することで、住民の絆を維持・回復させることを目的に活動しています。この取り組みを通じて、浪江町の復興と未来への希望を育みます

今年度の取り組み概要

請戸海岸イベント『浪江浜まつり』
請戸海岸
救命体験教室
浪江町請戸海岸において、震災前の伝統を再生し地域活性化を図るイベントを開催します。請戸神楽や貝ひろいなどの文化体験コンテンツに加え、大声大会やビーサン飛ばし大会などの参加型アトラクションも充実。地元のよさこいや小中学生のダンスパフォーマンス等のステージイベントも予定しており、地域の絆を深めます。地元飲食店のキッチンカーでは「請戸もの」を提供。防災意識を高めるためのライフセーバーによる救命体験教室やビーチフラッグも実施。請戸海岸の魅力を再発見し、未来への希望を育むイベントとします。 

請戸海岸の海開きに向けたPR及び環境整備事業
現在の請戸海岸
震災後、ほとんど人が立ち入っていない請戸海岸は、がれきや流木が点在し、海水浴場としては整備が必要です。将来的な海開きを目指し、イベントに向けて簡易的な整備を行い、その様子を発信することで、将来的な海開きの機運を高めます。地域の復興と未来の魅力を引き出すための第一歩を踏み出します。

令和6年度の取り組み実績

事業①:請戸海岸イベント「浜まつり」
実施日時:令和6年9月15日(日)午前10時~午後2時 
実施場所:浪江町 請戸海岸
およそ1,500人の方にご来訪いただき、イベントを楽しんでいただきました。
地元請戸漁港でとれたしらすを使った「ミニしらす丼」を振る舞う際、長蛇の列ができました。
東日本大震災の大津波によって大きな被害を受けた請戸地区。震災前、県内外から多くの方が来訪され、海水浴を楽しんでいた請戸海水浴場。かつての賑わいを取り戻し、海水浴場の再開に向けた機運を高めるため、震災後初めての夏イベントとして「浪江浜まつり」を開催いたしました。                                                        
イベントでは、地元請戸地区伝統の神楽をはじめ、なみえ創成小中学校ダンスチームやよさこいチームがステージパフォーマンスを披露。また、記念品付き貝ひろいや大声大会&ビーサン飛ばし大会、請戸漁港で水揚げされたしらすを使った「ミニしらす丼」を限定300食を無料で振舞うなど、およそ1,500人の方にお越しいただき、ひとときの賑わいを取り戻しました。

事業②:請戸海岸の海開きに向けたPR 及び環境整備事業
実施日時: 
実施場所:
震災後13年余り手つかずだった請戸海岸の重機によるがれき撤去を行いました。
砂浜から掘り起こされた流木の一部。
浜まつり開催に向け、会場である請戸海岸のイベント実施エリアを、重機によりがれき撤去作業及び整地作業を行いました。作業では流木のほか、大きな岩や石、多くの漂着ゴミが回収されました。
環境整備の取組みは、震災後初めての取組みとしてマスコミ各社に周知し、テレビ放映もされました。また、SNSで情報発信を行いました。
SNSによる情報発信
SNSはじめました

取り組み主催者の紹介

主催者
: 浪江浜まつり実行委員会
住所
: 福島県双葉郡浪江町幾世橋字大添52-1(一般社団法人まちづくりなみえ 内)
電話番号
: 0240-34-2111[内線383](事務局:浪江町役場 産業振興課)
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