取り組み事例

葛尾村の自然・歴史・人の魅力をお祭りを通して発信し、新たな若者の関係人口を獲得していく
次の100年に向けた葛尾村の
アイデンティーとなる祭りの
コミュニティとコンテンツの
アップデート事業
実施地域 : 【被災12市町村】福島県葛尾村
実施期間 : 2024年10月28日~2025年1月31日

事業者紹介

任意団体かづろうさんげ
「かづろうさんげ」は「かつらおさんの家」の意味。「想いでつながるセカンドファミリー」というスローガンのとおり、村全体をひとつの家族に見立てながら、村外の人とも親戚のような絆でつながるネットワークの在り方を象徴したものです。

今年度の取り組み概要

祭りコミュニティの再構築
祭りの様子1
祭りの様子2
関係人口が受動的な学びで終わらず、継続的に深い関係人口となっていく(愛着の造成)ことを目指したコミュニティを創出する

若者がかかわりやすい祭り内容のアップデートと習得できるワークショップの実施
横笛の練習
踊りの伝承
収穫祭(村民と関係人口がともに農作物の収穫を行う)を再構築・開催し、共に汗を流し恵みに感謝しながら食す体験を通じて、地域への愛着造成や共同体としての意識を増成するとともに、自然や昔からの生活の営みなど地域の魅力を肌で感じる機会を創出する

過去の実績

祝言式
祝いの餅つき
葛尾村での祝言式を通したコミュニティ再生事業
双葉郡葛尾村は平成26年の6月に一部地域を残して避難解除が行われました。避難により人口が極端に減少し、これまであった隣近所の協力体制やそのコミュニティは大きく失われました。この状況を改善するために、村民同士が新たなコミュニティを作ることが必要だと考え、隣近所の協力体制を再び構築し、村民の方たちのつながりを再生することを目的として葛尾の伝統文化である「祝言式」を再現し、実施しました。
実施日時:2022年1月 
実施場所:福島県葛尾村

令和6年度の取り組み実績

事業①:祭りコミュニティの再構築
実施日時:2024年10月~2025年1月 
実施場所:福島県葛尾村
祭を学ぶフィールドワーク
祭の変容についてのディスカッション
関係人口層が受動的な学びで終わらず、継続的に深い関係人口となっていく(愛着の造成)ことを目指したコミュニティを創出する活動を行った。祭りコミュニティの再構築では地域と情報発信力の強化を行い、関係人口増加と新たな地域活性化事業の創出、地域の魅力発信が継続的かつ自発的に行われる体制の構築を目指し勉強会やツアーなどを高校生や大学生25名と実施した。コミュニティでの関係人口創出や魅力発信の活動を通じて長期的で深い関係性を構築し、葛尾村の課題であるプレーヤー不足を解消を実現することで継続的な情報発信等も繋がった。参加した高校生は部活で来年度も活動を継続する動きも生まれている。将来的には、コミュニティ内で関係者や関係人口同士が関係性を構築することによる相互作用により、自走化が期待できる。

事業②:若者がかかわりやすい祭り内容のアップデートと習得できるワークショップの実施
実施日時:2024年10月~2025年1月 
実施場所:福島県葛尾村
新しい祭の様子
新しく考えられた祭壇
昨年度も実施した収穫祭(村民と関係人口がともに農作物の収穫を行う)を再構築・開催し、共に汗を流し恵みに感謝しながら食す体験を通じて、地域への愛着造成や共同体としての意識を増成するとともに、自然や昔からの生活の営みなど地域の魅力を肌で感じる機会を創出した。1月25日に村民に高校生・大学生25名が集まり企画した新しい祭を披露した。厳格な祭ではなくフェス化することにより県内外からの関係人口来訪の機会を創出するとともに、参加者自体が稀有な体験をした当事者としてメディアになっていった。

事業③:若者が集い祭りを発信できる機会づくり
実施日時:2025年1月27日 
実施場所:東京都
活動の報告
発信の様子
今から100年後の葛尾村の未来を想像しつつ、その実現を目指して歩む取り組みの1年目の活動状況を発信するイベントを1月27日に東京で開催し40名以上があつまった。実施の狙いは、今年度の取組み内容の発信に限らず、新たに葛尾村に興味を持つ仲間を増やし、将来的な交流人口の増加に繋げることにあった。また、一年の中で毎年発信する場をつくり、定着化を図った。

取り組み主催者の紹介

主催者
: 任意団体かづろうさんげ
住所
: 福島県双葉郡葛尾村大字野川字十良内118-2
電話番号
: 090-5230-8914
#イベント
#交流人口拡大